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知ってた?2つの2000年問題!ポイントはうるう年![中学受験]

 

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中学受験の算数では、2000年問題がよく出題されます。

あー、2000年問題ってコンピュータが誤作動すると言われていた問題か。懐かしいな。
あー、2000年問題ってコンピュータが誤作動すると言われていた問題か。懐かしいな。

こう思われた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、コンピュータが誤作動すると言われていた2000年問題は、中学受験で出題されることはほぼありません

どういうことでしょうか。

中学受験における2000年問題は、算数のいわゆる「日暦算」として出題されます

「日暦算」とは、暦に関する知識を用いて、日数や曜日などを答える問題のことです。

日暦算では、1年が原則365日という知識も重要です。

1ねんの日数は、地球の公転周期を基に定められています。

地球の公転周期との関係で、1年が366日になる「うるう年」があります。

そして、うるう年と2000年には深い関係があります。

それが問われるのが、2000年問題です。

どのような問題か、具体的に説明していきます。

この記事の主な対象

  • 「2000年問題ってコンピュータが誤作動すると言われてた問題のことじゃないの?」という方
  • 「うるう年について、中学受験で気を付けるポイントを知りたい!」という方

2つの2000年問題

2000年といえば、2000円札が発行された年でもあります。

その2000年について、2つの2000年問題があります。

  1. コンピュータの2000年問題
  2. 中学受験の2000年問題

2つに分けて、順に説明していきます。

コンピュータの2000年問題

主に30代以上の方にとっては、「2000年問題」というと、こちらをイメージする方が多いでしょう。

コンピュータの2000年問題を知らない方のために、簡単に説明しておきます。

1990年代のコンピュータは、西暦を2桁で表示しているのが一般的でした。

例えば、1998年は「98」、1999年は「99」と表示していました。

そこで、2000年を迎えると、表示が「00」になることになります。

表示の上では1900年と同じになってしまうので、コンピュータが1900年と認識して誤作動を起こすのではないかと大きな問題になりました。

結果的に誤作動は心配されたほどはありませんでした。

ちなみに、現在ではコンピュータの西暦が4桁表示になっているので、問題は解消されています。

過去に起きた問題ですし、結果的に大きな混乱もなかったので、中学受験ではほぼ出題されません

中学受験の200年問題

中学受験における2000年問題とは、以下のような問題です。

2020年に東京オリンピックが開催されます。

第1回の近代オリンピックが開催されたのは1896年です。

1896年から2020年までに、うるう年は何回あるでしょうか。

あれ、問題文に「2000年」がないのに、どこが2000年問題なの?
あれ、問題文に「2000年」がないのに、どこが2000年問題なの?

このように思われた方もいらっしゃるかもしれません。

中学受験生にとっての2000年問題は、2000年とうるう年の関係を問う問題です。

問題文に「2000年」が出てくるとは限りません。

「2000年とうるう年の関係」とはどのようなものでしょうか。

1年は基本的に365日ですが、その例外として366日になるうるう年があります。

うるう年は4年に1度が原則ですが、例外的に100の倍数の年はうるう年にはなりません

これにはさらに例外があって、100の倍数の年でも、400の倍数の年がうるう年になります

例外の例外の例外」という形なので、とても複雑です。

要するに、1900年は100の倍数で400の倍数ではないのでうるう年ですが、2000年は400の倍数なのでうるう年です。

このような知識を用いる問題が、「2000年問題」と言われることがあります。

ちなみに、先ほどの問題の解答は31回です。

うるう年は、どうしてこんなにも複雑になっているのでしょうか。

1年の日数は地球の公転周期を基に定められています。

地球の公転周期は約365.24日で、365日より少し多いんです。

365日より少し多いので、それを調整するためにうるう年があります。

しかし、4年に1度とすると、平均365.25日となるので、少し多すぎます。

これをさらに調整するために、100の倍数の年は400の倍数の年だけがうるう年とされています。

まとめ

「2000年問題」は2つあります。

1つは、コンピュータが誤作動を起こすといわれていた2000年問題です。

もう1つは、2000年とうるう年の関係を問う問題です。

中学受験で出題されるのは、後者の2000年問題です。

うるう年については、中学受験においては重要な知識なので覚えておきましょう。

なぜうるう年が複雑なのかという豆知識まで知っておくと、覚えやすいかもしれません。

私も生徒に「どうしてこんなにややこしの?」とよく質問されます。

そのたびに、地球の公転周期の話をしますが、納得してくれることが多いですね。

お読みいただき、ありがとうございます。
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