Warning: The magic method InvisibleReCaptcha\MchLib\Plugin\MchBasePublicPlugin::__wakeup() must have public visibility in /home/lehrer/seisho-lehrer.com/public_html/wp-content/plugins/invisible-recaptcha/includes/plugin/MchBasePublicPlugin.php on line 37
[中学受験]算数で立体の切断がイメージできなくても、手順に従えばOK! | 中学受験クルージング中学受験クルージング

不安を解消する中学受験パートナー・西湘レーラーのブログ

[中学受験]算数で立体の切断がイメージできなくても、手順に従えばOK!

2019/10/18
 

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

この記事を書いている人 - WRITER -

中学受験の算数では、立体の切断、立方体の切断という分野があります。

立体の切断に苦しんで、もうどう対処していいやら、そんな方多いでしょう。

苦手にする人が多い分野です。

頭の中で、切るイメージができれば良いのですが、実際にはそれが難しいです。

もちろん中にはイメージできる人もいます。

しかし、イメージできない人でも問題ありません。

きちんと手順にしたがって作図していけば、ある程度できるようになります。

私も家庭教師をしていると、全くできなかった生徒ができるようになっていきます。

この記事では、具体的に作図の手順を説明していきます。

この記事の主な対象

  • 「立体の切断がとにかく苦手で困っている…。」という方
  • 「立体の切断って難しいけど、できないとまずいのかな?」と疑問の方

立体の切断がイメージできなくても、手順に従えばOK!

立体の切断を授業で教える際に、「切るのをイメージして。」と教える先生もいるようです。

しかし、それでは全くイメージできない子もいます。

確かに、切るのをイメージできるのは、望ましいことかもしれません。

しかし、それができるのは、センスのある子であって、そういう子はそもそも苦労しません。

イメージができない人は、無理にイメージをする必要はありません

切り方の手順を覚えて、実際に練習していくことで、ある程度できるようになります。

手順とは、以下の二つです(一つ目だけで終わる場合もあります)。

  • 同じ平面上にある二つの点を直線で結ぶ
  • 向かい側の面に平行な直線を書く

包丁で切断する場合を考えてみますと、包丁の刃は直線になっています。

その刃が立方体の面に当たりますから、平面状では直線になります。

また、包丁をまっすぐ切り抜くと、反対側には並行な直線ができます。

具体的な例で見てみましょう。

以下の様な立方体で考えてみます。

立方体

頂点Eは奥側にあるとお考え下さい。

具体例①

まずは、シンプルな例です。

立方体の切断1

頂点B、C、Hを通る平面で切断する場合を考えます。

まず、頂点Bと頂点Cは、同じ平面にあります。

この二つを直線で結びます。

立方体の切断1-1

同じように、頂点Hと頂点Cも同じ平面にあります。

また、頂点Bと頂点Hも同じ平面にあります。

それぞれを直線で結びます。

立方体の切断1-2

すると、一筆書きのように、すべてが繋がります。

このように、一筆書きの形になれば完成です

この場合は、最初の手順だけで終わりということになります。

CB、BH、HCがそれぞれ同じ長さです

出来上がった断面は正三角形ということになります。

具体例②

今度は、やや複雑な例です。

立方体の切断2

頂点B、C、Hを通る平面で切断する場合を考えます。

まずは先ほどと同様です。

頂点Bと頂点Cが同じ平面にあります。

また、頂点CとGはそもそも辺で結ばれています。

これらを直線で結びます。

立方体の切断2-1

先ほどと異なり、これでは、まだ一筆書きの形になっていません

しかし、もう同じ平面にある頂点はありません。

そこで、二つ目の手順に入ります。

向かい側の面に平行な直線を書くということです。

BCの向かい側にGと繋がるように直線を書きます。

立方体の切断2-2

すると、Fに当たるのが分かります。

そして、最後に、CGの向かい側にも直線を書きます。

立方体の切断2-3

一筆書きの形になったので、これで完成です。

長方形が出来上がりました。

具体例③

さらに、もう少し複雑な例を見てみましょう。

立方体の切断3

頂点F、G、AとCの中点であるIを通る平面で切断する場合を考えます。

このように、頂点以外の部分が出題されると、特に苦しむ人が多いです。

しかし、考え方は基本的に同じです。

まずは、頂点Fと頂点Gが同じ平面にあります。

頂点Gと点Iも同じ平面にあります。

それぞれを直線で結びます。

立方体の切断3-1

まだ一筆書きの形にはなりませんから、二つ目の手順に進みます。

GIの向かい側の面には、Fに繋がるように直線を書くことはできません。

そこで、FGの向かい側に、Iと繋がるように直線を書きます。

立方体の切断3-2

ABの中点(Jとしておきます)とぶつかります。

すると、JとFが同じ平面にあることが分かります。

同じ平面にあるので、直線で結びます。

立方体の切断3-3

一筆書きの形になりました。

(等脚)台形の完成です。

立体の切断はどの程度重要か

そもそも立体の切断はどの程度重要でしょうか。

あまり重要でないなら、勉強時間もあまりかけない方が良いということになります。

また、できなくてもそんなに心配いらないということにもなります。

立体の切断については、特に女子は苦手な場合が多いです。

しかし、苦手な人が多いからこそ、そんなに心配する必要がありません

どういうことでしょうか。

以下のグラフをご覧ください。

これは、立体の切断の出題率を表したものです。

2019年版の「中学入学試験問題集」(通称:銀本)を使って、私が調べました。

銀本に掲載されている学校のうち、どの程度の割合の学校で出題されていたかということです。

これを見れば一目瞭然で、女子校の出題率が低いことが分かります。

女子校では、苦手としている受験生が多く、出題してもあまり差がつきません。

ですから、出題されることが少ないです。

また、出題されたとしても、できない受験生が多いので、苦手でも大きなダメージはありません。

特に女子校を受験する場合には、立体の切断を一生懸命勉強するのは効率悪いです。

ちなみに、銀本の使い方については、もし興味があれば以下の記事をご覧下さい。

まとめ

立体の切断は苦手としている人が多いです。

イメージをすることができることが理想的かもしれません。

いかし、実際には難しいです。

ですから、手順を覚えて、実際に練習していくことが重要です。

そうしていけば、ある程度できるようになります。

とはいえ、それでもどうしても苦手だということもあるでしょう。

特に女子校を受験する場合には、あまり気にしない方が良いかもしれません。

最終的には、立体の切断は捨てるという方法もあります。

また、共学校や男子校を受験する場合であっても、苦手としている受験生は多いです。

ですから、その場合でも、できなくても、そこまで大きなダメージとならないこともあります。

時間には限りがありますから、あまり勉強時間をかけすぎるのは得策ではないです。

あまりにも時間をかけないとできないぐらいなら、一旦他の分野の勉強をするのも一つの手です。

お読みいただき、ありがとうございます。
  5mail

 



「購読する」ボタンからPUSH通知を受け取ることができます。



中学受験のことでお悩みでしたらブログやメールでお答えします。
基本的に24時間以内に回答いたします。
お気軽にご質問ください。

  5mail

 
ブログランキング参加中です。
クリックしていただけると、励みになります。

中学校受験ランキング
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験情報へ
にほんブログ村

TwitterのDMなどでもご質問を受け付けています。フォローしていただけると幸いです。
5mail

 

お問い合わせは以下のフォームもご利用ください。

「合格だけでは、満足できない」 西湘レーラー

    この記事を書いている人 - WRITER -

    - Comments -

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    Copyright© 中学受験クルージング , 2019 All Rights Reserved.