[中学受験]全教科共通のコツ!記述問題はルールを守るのが大原則!

中学受験において、記述問題に苦戦する人は多くいます。
選択問題ならできるのに、記述問題はできないという子もいるでしょう。
苦手意識を持ってしまっている子もいるかもしれません。
しかし、記述問題には全教科に共通するコツがあります。
ルールを守るのが大原則ということです。
ルールといっても、難しいことを覚える必要はありません。
問題文で指示されているルールを守るということです。
まずは、問題文を読んでルールを把握することが大切です。
そして、ルールを守ってその中で答案を作ります。
そうするだけで、問題によっては大きく正解に近づくことができます。
つまり、問題文で指示されているルールは、ヒントにもなります。
ルールとは何か、なぜ守ることが重要か、述べていきます。
この記事の主な対象
- 「選択問題ができているのに、記述問題ができない…」という方
- 「記述問題は、どう復習していいか分からないな」という方
- 「記述問題は問題文にヒントがあるなんて知らなかった」という方
記述問題のコツ・ルールを守るのが大原則!
記述問題のルールとは

記述問題では、問題文でルールが指示されています。
ルールには、内容面のルールと、形式面のルールがあります。
内容面のルールと形式面のルールは、はっきりと区別できるものではありませんが、私なりに区別して述べていきます。
記述問題のルール<内容面>

内容面のルールとは、<理由>を答えるのか、<出来事>を答えるのか、<気持ち>を答えるのか、などのようなものです。
例えば、「理由を答えなさい。」とはっきりと指示されている問題もあります。
また、「なぜですか。」などのように、「理由」という言葉を使ってない問題もあります。
「理由」という言葉を使っていない場合は、「理由」を答える問題だと自分で理解する必要があります。
ですから、内容面のルールを把握するためには、ある程度の慣れが必要にもなります。
「理由」を答える問題だと分かれば、もちろん内容としては理由を答えます。
しかし、内容面のルールは、文末についての形式面のルールも兼ねています。
理由を答える問題であれば、文末を、「から。」、「ので。」、「ため。」にします。
「出来事」であれば文末は「こと。」、「気持ち」であれば文末は「気持ち。」などになります。
「どのようなものですか。」という問題であれば、「もの。」という文末にしておけば無難です。
迷ったらオウム返しのように答えればよいということですね。
記述問題のルール<形式面>

形式面のルールとは、型のようなものです。
型のようなものですから、型にきちんとはめる必要があります。
形式面のルールとは、主に以下のものがあります。
- 字数
- 指定語句
- 書く順番
「字数」とは、例えば「20字以内で答えなさい。」というものです。
「20字程度で答えなさい」という場合もあります。
「指定語句」とは、「『○○』という言葉を用いて説明しなさい。」などのようなものです。
「指定語句」の場合は、内容にその指定語句についての記述を含むことになるので、内容面のルールも兼ねています。
「書く順番」とは、「最初の状態と、それがどのように変化したか説明しなさい。」というような問題です。
「変化前→変化後」という順番で答えることになります。
「書く順番」は、最初に何を書いて、次に何を書くというようなルールなので、こちらも内容面のルールを兼ねています。
なぜ記述問題のルールを守ることが重要か

記述問題のルールを守ることはなぜ重要でしょうか。
理由は主に2つあります。
- 不正解になるか減点されるから
- ヒントを自ら捨てるような行為だから
順に説明していきます。
記述問題のルール違反は、不正解になるか減点される

ルール違反をしていたら、どんなに素晴らしいことを書いていたとしても、読んでもらえない可能性すらあります。
何を書けばよいのか、あまり自身がない場合であっても、ルールだけは守ることが大切です。
ルールは問題文に指示されているので、ルールを守ることは難しくありません。
ルールさえ守っていれば、多少おかしなことを書いていても、部分点がもらえることがあります。
スポーツであれば、ルールを守っていなければ失格になることもあります。
どんなにすごいパフォーマンスを発揮しても、勝負に参加させてもらえません。
記述問題でも、ルールに違反した時点で採点に参加させてもらえないと考えた方が良いです。
実際には採点される場合もあるでしょうが、そのぐらい大事だと思っておいた方が良いです。
記述問題のルール違反は、ヒントを自ら捨てる行為

記述問題のルールは、問題によってはヒントとしての役割もあります。
ルールに従うだけで、正解に近づくことができるということです。
特に、指定語句がある場合はヒントとしての役割が大きくなります。
ノーヒントだと答えることが難しい問題だからこそ、語句を指定することで、答案の道筋を考えやすくしてくれていることも多いです。
出題者が与えてくれた武器を使わないのは、自分から不利な道を選んでいるようなものです。
まとめ
記述問題は、ルールを守ることが大切です。
ルールには、内容面のルールと形式面のルールがあります。
内容面のルールとは、<理由>を答えるのか、<出来事>を答えるのか、<気持ち>を答えるのか、などのようなものです。
形式面のルールとは、主に以下のものがあります。
- 字数
- 指定語句
- 書く順番
ルールを守ることが大切な理由は、2つあります。
- 不正解になるか減点されるから
- ヒントを自ら捨てるような行為だから
テストや日頃の問題演習を通じて、ルールを把握する練習、ルールを守る練習をしていきましょう。
そして、テストの記述問題を復習する際は、ルールを守れているかを真っ先に確認しましょう。
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