中学受験・残り4ヶ月で偏差値を上げる方法

東京・神奈川の中学受験では、本番まで残り4ヶ月あまりとなってきました。
しかし、思うように成績の上がっていなくて不安になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、残り4ヶ月あまりでどのように勉強すれば偏差値が上がるか、気になる方も多いでしょう。
とはいえ、御三家や難関校に向けて偏差値を大きく上げていくのは難しいです。
ですから、今回は、上位校や中堅以下の学校に向けた勉強法について述べていきます。
過去問演習
この時期は、過去問演習に取り掛かっている人も多いと思います。
しかし、過去問演習をすることで偏差値は上がっていくのか、これが過去問演習の目的との関係で問題となります。
では、過去問演習の目的は何でしょうか。
過去問演習では、もちろん新たな単元を学習することはありません。
また、今まで見たことがないような問題に出会うこともあるでしょう。
その問題でのアプローチや考え方を他の問題で使うことはあったとしても、その問題の解き方を丸々覚えることにはそこまで意味はありません。
私は、過去問演習の目的は、時間配分の練習や、答案の書き方の練習などの、形式面は重要だと思います。
そうだとすると、基本的な問題という実質面は、過去問演習をしているだけではさほど身につかないということになります。
合格のイメージ
では、合格するのに必要なイメージはどのようなものでしょうか。
まず、中堅校の場合、基本的な典型問題がどの程度取れるか、というのが合否の分かれ目になります。
ですから、基本的な典型問題を7割か8割程度できる、というのが中堅校の合格のイメージです。
一方、上位校の場合には、基本的な典型問題も出題されることが多いですが、それは確実に得点していくことが求められます。
その上で、応用的な問題でどの程度取れるか、というのが合否の分かれ目になります。
最優先は基本問題
いずれにしても、基本問題をできるようにしていくことがまずは重要です。
基本問題に穴が多い状況で過去問演習を繰り返したとしても、基本問題を解く力はあまりつきません。
ですから、もし、基本問題に穴がある状況であれば、まずはその穴をできるだけ減らしていくことが重要です。
そして、その穴が小さくなっていけば、必然的に偏差値も上がってくるはずです。
その上で、基本問題がある程度できるようになった段階で、過去問演習に時間を使っていくことが望ましいと思います。
基本問題も完璧にするのは難しいので、「ある程度」というのもポイントです。
焦る気持ちも分かりますが、まずは基本問題をこつこつ進めることをお勧めします。
過去問演習に取り掛かるタイミングは早ければ早いほど良いですが、結果的に年末、あるいは年明けになっても仕方ないと思います。
まず優先すべきは基本問題、その後に過去問演習という順番を守ることが、偏差値UPの近道です。
まとめ
基本問題を解けるようにすれば偏差値はある程度上がっていきます。
基本問題は、今まで勉強してきた教材を繰り返すことで学習していくのが良いと思います。
特に、いわゆるまとめ教材を利用すると、典型的な基本問題が多く掲載されているはずです。
既に勉強してきた内容であれば、基本的には新たな教材を進める必要はありません。
日能研生であれば、銀本を使う方法もあります。
そして、過去問演習にも取り掛かっていくことになります。
過去問演習をしている過程で、また基本問題に穴が見つかることもあります。
その場合は、基本問題の復習に戻りましょう。
その作業を直前期まで繰り返し、力試しの場として1月入試を活用しましょう。
コツコツと勉強していけば、確実に力はついていくはずです。
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「合格だけでは、満足できない」 西湘レーラー