中学受験の家庭教師は一人体制か複数人体制か<その判断基準>

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中学受験で家庭教師を利用する場合、一科目だけの指導であれば、一人の家庭教師を利用することになるでしょう。
一方、複数科目の指導であれば、複数複数の家庭教師を利用するという方法があります。
大学受験では、一人の家庭教師が全科目を対応することは難しいです。
大学受験の家庭教師では、複数の家庭教師を利用することが一般的でしょう。
しかし、中学受験においては、私のように全科目の指導を行う家庭教師が多くいます。
もちろん一科目に専念して指導する家庭教師もいます。
一概にどちらが良い、どちらが悪いというものではありません。
複数の家庭教師を利用するのも、一人の家庭教師に任せるのも、それぞれメリットとデメリットがあります。
そこで、家庭教師を複数にすることと一人に任せることを比較します。
メリットとデメリットをまとめることで、一つの判断基準としていただければ幸いです。
この記事の主な対象
- 中学受験の家庭教師は一人にするか複数にするか迷ってしまう…」という方
- 「今も家庭教師を利用しているけど、人数を増やすとどうなるのかな?」という方
目次
「複数の家庭教師を利用するメリット」

複数の家庭教師を利用するメリットとしては、主に3つのポイントがあります。
順に説明していきます。
専門性
家庭教師を複数体制にするということは、例えば、算数なら算数専門の先生に任せるということでしょう。
算数は算数、国語は国語、などとそれぞれの専門の先生に任せることになります。
もちろん算数専門の先生は、算数についてはとても詳しいでしょう。
とても詳しい先生に教わることができるというのが大きなメリットです。
スケジュール調整
また、スケジュール調整がしやすくなる面もあります。
家庭教師を複数にするということは、週に何回か家庭教師を利用することでしょう。
一人の家庭教師であれば、週に2回や3回のスケジュールを確保することが難しいこともあります。
しかし、家庭教師が複数体制であれば、それぞれの家庭教師が週に1回ずつと回数が減ります。
忙しい先生であっても、週に1回ならスケジュールが合う可能性が高まります。
バランス
うまくいけば、バランスを取ることができます。
バランスというのは、勉強をどの程度進めるかという緩急や、メンタルのコントロール等の面です。
例えば、一人が情熱的な先生なら、もう一人を冷静な先生にすればバランスが取れそうです。
一方で、うまくいかなければ、バランスを取るのが難しくなることもあります。
複数の家庭教師がうまく連携できれば良いですが、お互いがお互いの良い部分を打ち消すということもあり得ます。
複数の家庭教師を利用するデメリット

複数の家庭教師を利用するデメリットも、主に3つのポイントがあります。
順に説明していきます。
責任の分散・裁量が減る
複数の家庭教師がいれば、一人の先生が寄与する度合いは小さくなります。
一人の先生であれば、普段の時間の使い方などの総合的なアドバイスをすることができます。
しかし、複数の家庭教師がいると、アドバイスのできる範囲に限界ができます。
つまり、家庭教師にとっては裁量が減るということで、適切なアドバイスをできない恐れがあります。
お金を払う側にとっても、責任が分散されてしまいます。
例えば、算数の成績が下がったとしても、原因は他の科目にある場合もあるわけです。
そのような場合に、責任が分散されていると、総合的なケアをすることが難しくなります。
コミュニケーションの希薄化
家庭教師の役割として、生徒とコミュニケーションを取って寄り添うという点があります。
生徒の性格や、苦手・得意、精神面などに注目して様々なケアをするのが家庭教師の長所でもあります。
生徒にとっても、「ただ一人の家庭教師」という唯一無二の存在であれば、心を開きやすくなる面があるでしょう。
それに対し、家庭教師が複数いれば、生徒とのコミュニケーションはやや薄れます。
もちろん薄れたとしても、問題ない程度という場合もあるでしょう。
また、生徒とのコミュニケーションなんか重要ではないと考える方もいらっしゃるでしょう。
「とにかく受験に必要な知識や技術を教えて欲しい」ということであれば問題になりません。
全体最適の実現が困難
家庭教師が一人であれば、常に全体最適を考えながら指導することができます。
例えば、ただ教えるだけではなく、必要に応じて科目ごとの指導時間を変えるということもできます。
算数が重要な局面であれば算数の時間を増やす、メンタルの面も考慮して、様々な工夫をする選択肢があります。
一方、家庭教師が複数いれば、基本的にはその先生が担当している科目のことしか関与できません。
算数だけを担当している先生であれば、算数の勉強を減らして他の科目の時間を増やすというのは難しいです。
結果的に、基本的に算数の力を伸ばすことに注力せざるを得ず、それが全体としてベストにはなっていない、というのも起こり得ます。
特に、家庭教師だけで中学受験に挑む場合は、全体最適の実現は重要になります。
まとめ
中学受験で家庭教師を利用する場合に、複数の先生を利用するという方法があります。
特に、複数の科目の指導を希望される場合は、一人体制にするか複数体制にするか、難しい判断になることもあるでしょう。
家庭教師を複数にすることは、メリットとデメリットがあります。
一人にするか、複数にするか、正解があるわけではありません。
結局のところ「家庭教師に何を期待するか」という観点から判断することになります。
きちんと何を期待するかを考えて、家庭教師と共有しないと、「結果が出ない」ということが起こり得ます。
例えば「各科目ごとの指導力に期待したい」というのであれば、各科目専門の先生に依頼するのが良いでしょう。
また、「楽しく勉強が続けられるようにして欲しい」というであれば、人柄を優先するのが良く、わざわざ複数にする必要はないでしょう。
とはいえ、実際にどのような先生に教わるか分からないと判断ができないということもあるでしょう。
判断材料として、体験授業を受けることをお勧めします。
また、検討される際には、費用面もかかわってくるでしょう。
ちなみに、個人的にはあまり複数体制での指導はしたくないです。
やりがいが小さく、こちらの裁量が小さいからです。
他の家庭教師のことが分からないので、勉強方法などにアドバイスする際もどうしても慎重になってしまいます。
複数の家庭教師が全く異なるアドバイスをしたら混乱させてしまいますよね。
私は、できれば全科目任せていただきたいのが本音です。
もちろん家庭教師はお金もかかりますし、時間の制約もあります。
あくまで、「複数の家庭教師を利用するのであれば」ということです。
実際に、指導を担当している生徒の保護者様から、「他の科目も見ていただけますか?」と言われると、とても嬉しいです。
それはさておき、メリットとデメリットを、家庭教師に期待することと照らし合わせて、一人にするか複数にするか判断していきましょう。
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