[中学受験・時事問題]ラグビーワールドカップと算数

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2019年秋に、ラグビーワールドカップが日本で開催されています。
初めての自国開催です。
前回の2015年大会で、ラグビーが盛り上がりましたし、2019年大会も盛り上がっています。
中学受験でも、時事問題として、ラグビーワールドカップに関する出題が予想されるところです。
時事問題といえば、社会での出題が中心です。
例えば、試合会場近辺の地理に関する問題などもあるかもしれません。
しかし、算数でもラグビーワールドカップに関する出題が考えられます。
特に、ラグビーワールドカップは、試合数と勝ち点が珍しい形になっています。
この記事では、ラグビーワールドカップの試合数と勝ち点に関して、算数で出題が考えられる点について述べていきます。
この記事の主な対象
- 「ラグビーワールドカップは面白いけど、どう勉強に活かせばいいの?」という方
- 「算数の時事問題ってどういう出題がされるんだろう」という方
目次
試合数
中学受験における試合数
中学受験の算数では、試合数に関する出題は定番です。
試合数に関する出題は、「場合の数」における「組み合わせ」です。
算数ベストチェックであれば、60ページ・61ページにあります。
試合数に関する問題とは、例えば、以下のような問題です。
4チームで総当たりのリーグ戦を行いました。全部で何試合ですか。
リーグ戦は、偶数チームで行うことが多いです。
例えば、サッカーワールドカップでは、4チーム1組で総当たりをします。
偶数チームで行わないと、試合のスケジュールが組みにくいことなどが理由ですね。
試合を組むという作業は、参加チームから試合をする2チームを選んでいく作業です。
4チームで試合を行う場合は、4人から2人を選ぶ問題と同じ考え方ということになります。
4人から選ぶのは、6通りですから、4チームでの総当たりも6試合ということになります。
ちなみに、この「6」を求める方法は、4×3÷2=6、3+2+1=6などの方法があります。
ラグビーワールドカップの試合数
ラグビーワールドカップでは、5チームでの総当たり戦が行われました。
そこで、単純に、5チームでの総当たり戦が何試合かという出題も考えられます。
しかし、ラグビーワールドカップは、リーグ戦(プール戦)に加えて、トーナメント戦も行われます。
トーナメント戦の試合数についても、中学受験では定番の問題です。
リーグ戦とトーナメント戦を組み合わせて、ラグビーワールドカップの総試合数を計算させる問題の出題が予想されます。
もちろん、ラグビーワールドカップについての細かい知識を前提とした出題は考えられません。
以下のような出題が考えられます。
ラグビーワールドカップでは、5チームのリーグ戦が4組行われます。
それに加えて、8チームでのトーナメント戦も行われます。
3位決定戦も行います。
全部で何試合でしょうか。
まず、5チームでのリーグ戦は、5×4÷2=10試合です。
10試合が4組ですから、リーグ戦は全部で10×4=40試合です。
トーナメント戦は、1試合ごとに1チームが去り、優勝する1チームが残るまで続けます。
トーナメント戦は8-1=7試合です。
さらに3位決定戦も1試合行います。
40+7+1=48試合となります。
なお、実際のラグビーワールドカップ2019では、台風の影響で3試合が中止されており、45試合となります。
勝ち点
ラグビーワールドカップのリーグ戦では、勝ち点で順位を決定します。
勝ち点で順位を決定するのは、サッカーワールドカップなどでも行われています。
しかし、ラグビーの場合は、勝ち点がやや複雑になっています。
Win 4 points
https://www.rugbyworldcup.com/tournament-rules
Draw 2 points
Loss 0 points
4 or more tries 1 point
Loss by 7 points or less 1 point
勝てば勝ち点4、引き分けなら勝ち点2、負けなら勝ち点0です。
しかし、単純に勝ち・引き分け・負けだけで勝ち点は決まりません。
4トライ以上だと、勝敗に関係なく勝ち点1が加算されます。
また、負けた場合であっても、7点差以内であれば勝ち点1が加算されます。
例えば、2019年10月5日(土)に行われた日本対サモアの試合では、日本が38-19で勝利しました。
この試合では、日本は4トライを獲得しています。
よって、勝利の勝ち点4に加え、4トライ以上の勝ち点1の合計勝ち点5を日本は獲得しています。
一方、相手のサモアは、トライは1つだけなので、4トライ以上の勝ち点は獲得できません。
また、7点差以内でもないので、その勝ち点も獲得できません。
サモアの勝ち点は0ということになります。
それに対し、2019年10月13日(日)に行われた、日本対スコットランドの試合は、日本が28-21で勝利しました。
この試合では、日本は3トライを獲得していますので、勝ち点1は加算されません。
よって、日本は勝ち点4を獲得しています。
一方、相手のスコットランドは、負けていますし、トライも3つです。
しかし、7点差にとどまっているので、勝ち点1が加算されます。
よって、スコットランドは勝ち点1を獲得しています。
このように、実際の試合のスコアや、架空のスコアを載せて、勝ち点を計算させる問題が出題されるかもしれません。
中学受験の算数では、約束記号のように、ルール通りに計算するとどうなるか、という問題はたびたび出題されます。
まとめ
ラグビーワールドカップ2019が日本で行われました。
初めての自国開催なので、中学受験での出題も予想されます。
主に社会での出題が考えられますが、算数での出題も考えられます。
算数で出題する場合、特に興味深いのが試合数と勝ち点です。
試合数は、奇数チームでリーグ戦を行うのが特徴です。
それに加え、トーナメント戦も行われます。
出題すれば、1つの問題で、リーグ戦とトーナメント戦の両方を問うことができます。
また、勝ち点の計算方法も独特です。
実際に勝ち点を計算させる問題が考えられます。
計算したうえで、どのチームが決勝トーナメントに進出するかを答えるという問題もあるかもしれません。
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