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[中学受験]学校の偏差値はどう決まる?偏差値が高いのが良い学校?

2019/10/12
 

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偏差値表を見たときに、そもそも学校の偏差値が何を表しているのかという疑問を持たれる方もいるでしょう。

また、受験する学校を選ぶ際に、偏差値表をどう活用するか、迷われる方も多いでしょう。

私は家庭教師をしていて、そのような悩みを聞いてきました。

特に、生徒からそのような質問をされることは多いです。

今回は、学校の偏差値の決まり方と、その使い方について説明します。

この記事の主な対象

  • 偏差値表の使い方が分からない方
  • 受験する学校選びで悩んでいる方

学校の偏差値はどう決まる?

学校の偏差値の意味

日能研の偏差値表が公開されていますので、まずはそれを参考とします。

日能研では、R2偏差値、R3偏差値、R4偏差値というのがあります。

その中でも、主に使われるのはR4偏差値です。

R4偏差値とは、合格可能性が80%となるのに必要な偏差値を表します。

例えば、栄光学園では、 2019年8月15日版(最新版)のR4偏差値では66です。

これは、日能研の模試で、偏差値66の人が10人受けたら8人合格するだろう、ということです。

塾が異なれば、もちろん偏差値の基準も異なります。

日能研の模試で」というのもポイントです。

2019年8月15日版のR4偏差値 は、「予想偏差値」です。

予想偏差値ですから、10人中8人「合格する」ではなく、「合格するだろう」ということになるわけです。

一方、「結果偏差値」というのもあります。

こちらは、実際の入試結果を踏まえたものです。

同じく栄光学園であれば、2019年入試の結果偏差値も66です。

つまり、2019年入試では、偏差値66の人は10人中8人受かったということでしょう。

こちらは、結果偏差値ですので、「受かった」という表現になります。

このように、学校の偏差値は、どの程度の偏差値の受験生が合格するか、という目安です。

結果偏差値は、実際に合格した人がどの程度の偏差値を持っていたかで決まります。

それに対し、予想偏差値は、それを前提に、次の入試を予想したものなので、ベースは結果偏差値と考えられます。

では、学校の偏差値はどう決まる?

入試というのは、学校側が、偏差値いくつ以上で合格と決めるわけではありません。

それぞれの学校ごとに定員があり、合格は上位何人という決め方をするのが一般的です。

ですから、どのような偏差値の受験生が受験したかによって、結果偏差値は変わることになります。

シミュレーションをしみましょう。

偏差値ごとの合格率1

ある学校の入試で次のような結果になったとします。

偏差値52の人は90%、偏差値51の人は80%、偏差値50の人は60%、偏差値49の人は40%、それぞれ合格しました。

この場合、80%合格している境界は偏差値51です。

結果偏差値は、51になります

次に、偏差値52の受験生が減ったとします。

そうすると、偏差値52の合格者数も減るので、偏差値51以下の合格者数が増えることになります。

偏差値ごとの合格率2

偏差値52の人は90%、偏差値51の人は85%、偏差値50の人は80%、偏差値49の人は60%合格したとします。

この場合は、 80%合格している境界は偏差値50です。

結果偏差値が50に下がります

要するに、偏差値の高い受験生が減ると、学校の偏差値も下がっていきます

反対に、偏差値の高い受験生が増えると、学校の偏差値も上がっていきます

私は、以前生徒にこう言われたことがあります。

「学校の偏差値って人気で決まるの?」

この認識は概ね正しいです。

偏差値が高いのが良い学校?

では、それを踏まえて、どのように学校を選んでいくか、というのが問題になります。

学校の偏差値は、 学校側ではなくて受ける側が作り出す数値です。

つまり、あの有名な食べログのようなものです

食べログを利用されたことのある方は多いでしょう。

食べログでは、飲食店の評価が☆の数で表されます

これも、お店側が作る数字ではなく、食べログで評価した方々によってできるものです。

単純に味だけできまるものではなく、知名度や、人気度で評価が高くなることもあるでしょう

もちろん好みの問題もあるでしょう。

☆の数が多ければ多いほど、美味しいお店である可能性は高いかもしれません。

しかし、☆の数が多いことと、美味しいことはイコールではありません。

同様に、☆の数が少ないことは、美味しくないこととイコールではありません。

食べログで3.0でも美味しい店は数多くあります

実際にそのようなことを経験された方も多いのではないでしょうか。

美味しくて何度も通うお店を食べログで見てみると、意外と評価が低いということはあります。

つまり、☆の数だけでお店を探しても、最適なお店を探せるとは限らないということです。

これと同じことが学校の偏差値でも起こりえます

学校の偏差値が高ければ高いほど、質が高い学校である可能性は高いでしょう。

ですから、偏差値を学校選びの一つの参考材料にするのは効果的です

とはいえ、質が高い学校であったとしても、好みに合うかどうかは別の問題です。

例えば、どうしても自由な雰囲気の学校でなければ入学したくないという人もいるでしょう。

そのような人にとっては、いわゆる管理型の学校は好みに合わないかもしれません。

好みに合うかどうかは、偏差値だけで判断することができません。

反対に、偏差値が低いといっても、必ずしも質が低いことを意味しません

質は高いにもかかわらず、それがあまり知られていなくて偏差値が上がっていないということもあり得ます。

食べログ3.0でも美味しいお店があるのと同じことがありえるということです。

また、偏差値の低い学校に、好みに合う学校が多くあるという場合もあります。

まとめ

学校の偏差値は、受験生が作り出すものです。

学校の偏差値の高さと、質の高さは、必ずしもイコールではありません。

偏差値が高いということは、直接的には、人気があるということを意味するだけです。

偏差値だけにとらわれずに、どのような学校かという中身を考えて学校を選ぶことをお勧めします。

とはいえ、情報収集しても、どのような学校か分かりにくいこともあります。

迷ったときは偏差値を参考に選ぶのも一つの方法でしょう。

人気があるといことは、それだけ質が高い学校である可能性が高いと思います。

お読みいただき、ありがとうございます。
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