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中学受験おすすめ列車:東京⇔大阪の鈍行旅行[歴史を体感する]

 

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現代の小学生にとっては、東京と大阪の間は、新幹線や飛行機で簡単に日帰りで

きる距離です。

しかし、東京と大阪の間を日帰りできない時代もありました。

交通手段が発達していない時代について、テキストで学ぶこともあるでしょう。

ところが、実際に体験していないと、昔の人の大変さを分からないことも多いです。

昔の人の移動を少しでも体感することができるのが、東京・大阪間の鈍行旅行です。

私・西湘レーラーは、旅行が好きで、学生の頃はよく鈍行旅行をしました。

福岡から東京まで鈍行で約20時間かけて移動したこともありますが、それはさすがにハードルが高いです。

東京・大阪間であれば、9時間ほどで移動できるので、ややハードルが下がります。

私は、総合旅行業務取扱管理者という国家資格を持っていますし、旅行会社で働いた経験もあります。

片道9時間という長旅に、不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

お得に利用できるきっぷも含めて、東京・大阪間の鈍行旅行を紹介していきます。

まずは、鈍行旅行で体感することになる、東京・大阪間の移動の歴史を振り返ります。

東京・大阪間の移動の歴史

まずは、現在の東京・大阪間の移動について簡単に述べていきます。

東京・大阪間は、直線距離で400km強もありますが、新幹線では2時間半ほどで移動することができます。

また、飛行機では、1時間ほどで移動することができます。

次に、過去について述べていきます。

東京・大阪間の移動というと、中学受験では参勤交代で登場してきます。

江戸時代の参勤交代では、基本的に徒歩で東京(当時は江戸)まで移動していました。

大阪から東京まで、14日間ほどかかっていたそうです。

その後、蒸気船の開発などによって、大阪から東京までの所要時間は短くなっていきました。

特に飛躍的なスピードアップとなったのは、鉄道の登場です。

 

日本では、明治時代に初めて鉄道ができます。

そして、1889年に新橋駅から神戸駅まで線路が繋がったことにより、東京と大阪が結ばれました。

このときの路線が、現在の東海道線です。

鉄道の開業により、大阪から東京まで20時間ほどで移動できるようになりました。

その後、特急列車の登場等により、所要時間はどんどん短くなっていきました。

戦前の1930年には特急「燕号」で9時間、戦後の1950年には特急「つばめ号」で8時間です。

かなり短くなってきたのですが、日帰りができる所要時間ではありません

日帰りができない頃に出張をするサラリーマンは、夜行列車で移動することも多かったようです。

移動に9時間もかけると、その日は仕事に使える時間がほとんどなくなってしまうからです。

ところが、1958年に日帰りができるようになりました。

ビジネス特急こだま号の誕生です。所要時間が6時間50分に短縮されました。

早朝に出発して、深夜に帰着することが可能になりました。

これにより、サラリーマンの出張が便利になり、「ビジネス特急」と言われることになりました。

とはいえ、片道6時間50分をかけていては、忙しい出張になっていたでしょう。

らに大幅に所要時間が短縮されるのが、東海道新幹線の開業です。

1964年の東京オリンピックに合わせて開業しました。

東海道新幹線により、大阪から東京まで4時間ほどとなりました。

そして、さらに技術が進み、現在では2時間半ほどまで短縮されています。

未来についても述べておきます。

現在はリニア中央新幹線の計画が進められています。

2045年に東京・大阪間が全通すると、67分で移動できるようになる予定です。

ちなみに、2027年に、東京・名古屋間が開業する予定です。

このような移動の歴史を学ぶには、埼玉県さいたま市にある、鉄道博物館に行くこともお勧めできます。

私も訪れたことがあり、あまりの広さに圧巻されました。

博物館で学ぶことも良い方法ですが、実際に昔の移動を体験する方法もあります。

移動の歴史を体感

東京・大阪間の所要時間は、どんどん短縮されてきました。

所要時間が短縮されてきたという事実は、本などで知ることができます。

しかし、それを実際に体験することはできません。

現在では、東京・大阪間を簡単に移動できるのが当たり前になってしまっているからです。

簡単に移動できるのは便利なのですが、昔を体感できないというデメリットはあります。

昔を少しでも体感する方法としてお勧めなのが、東京・大阪間を鈍行で移動することです。

東海道線を乗り継いで東京駅から大阪駅に向かうと、9時間ほどかかります。

1930年の頃と同様の所要時間です。

1930年の頃と異なり、何度も乗り継ぐ必要はありますし、9時間の旅は疲れます。

それでも、100年近くのタイムスリップをしたような経験ができます。

参考までに、東京駅から大阪駅までの乗り継ぎ時刻を紹介します。

2020年5月時点の平日ダイヤなので、実際に利用する際は最新の時刻をご確認ください。

東京駅を朝出発して、休まず進んでも大阪駅に到着するのは夕方です。

100年前の人々は、実際にこのような移動をしていたことでしょう。

せっかく大阪に着いても観光の時間があまり取れませんが、昔はそれが当たり前だったんです。

とはいえ、さすがに9時間連続で移動するのは疲れます。

途中下車して食事をすると、旅も楽しくなるでしょう。

私も、学生の頃はよく途中下車を楽しみました。

桜エビ(由比駅)、餃子(浜松駅)、豊橋カレーうどん(豊橋駅)など、沿線には魅力的なご当地グルメが多くあります。

彦根城(彦根駅)、長浜鉄道スクエア(長浜駅)、関ヶ原古戦場(関ヶ原駅)などの観光スポットを訪れるのもお勧めできます。

運賃やお得な切符

運賃も気になりますよね。

東京駅から大阪駅までは、片道が大人8,910円、小児4,450円です。

もちろん新幹線を利用するより安いですが、往復すると、そんなに安くない金額になってしまいます。

そこで、東京・大阪間の鈍行旅行に利用できるお得な切符を二つ紹介します。

まず最初に紹介するのが、青春18きっぷです。

青春18きっぷとは、JRの普通・快速列車が乗り放題になる切符です。

名称に「18」が含まれますが、年齢制限はありません。

1日あたり、2,410円なので、とてもお得に移動することができます。

ただし、青春18きっぷには、いくつかデメリットがあります。

まず、利用期間が、春休み、夏休み、冬休みを中心とした期間に限定されています。

また、青春18きっぷは、5回分を1枚にまとめてあります

複数人での利用もできますし、5回分をバラバラの日程で利用することもできるのは便利です。

しかし、例えば2人で往復する場合は1回分が余ってしまいます。

金券ショップを利用することにより、人数に応じて利用することもできますが、割高になることもあります。

さらに、小児運賃の設定がないので、小学生も1日あたり2,410円かかってしまいます。

参考:https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/

次に、秋の乗り放題パスを紹介します。

秋の乗り放題パスも、青春18きっぷと同様にJRの普通・快速列車が乗り放題になる切符です。

しかし、青春18きっぷと比べて、いくつか異なる点があります。

まず、利用期間は10月頃に限定されています。

青春18きっぷはバラバラの日程でも利用できますが、秋の乗り放題パスは異なります。

秋の乗り放題パスは、連続した3日間の利用に限定され、1枚を複数人で利用することもできません。

その代わり、発売額はお得な面もあります。

3日間分で、大人7,850円、小児3,920円です。

小児運賃が設定されているので、お子様連れではお得に利用できます。

なお、大人は1日あたり約2,617円となり、青春18きっぷより少し高額になっています。

参考:https://www.westjr.co.jp/press/article/2019/08/page_14745.html

まとめ

中学受験生にとって、東京・大阪間は、飛行機や新幹線で日帰りできるのが当たり前の距離です。

しかし、それは多くの人の努力があって実現したことであり、昔は時間がかかっていました。

本などで昔の移動を学ぶことも大切ですが、実際に体験してみると、より理解が深まります。

江戸時代の頃のように、徒歩で移動することは現実的ではありません。

しかし、東京・大阪間を鈍行で移動するのであれば、簡単に100年近く前の移動を体験できます。

それでも約9時間の移動は大変でしょう。

しかし、ゆっくり移動するからこそのメリットもあります。

沿線でグルメや観光を楽しむこともできます。

また、青春18きっぷや秋の乗り放題パスという、お得な切符を利用することできます。

飛行機や新幹線を利用することよりもお得に体験することができます。

9時間の移動が苦痛であれば、片道だけは鈍行にして、飛行機や新幹線と組み合わせるのも効果的でしょう。

また、いきなり9時間が不安であれば、まずは、日帰り可能な範囲で鈍行旅を経験してみるのも素敵な体験になりますよ。

お読みいただき、ありがとうございます。
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