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目的別・銀本の使い方2つのパターン+α[中学受験]

2019/11/17
 
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銀本は、使う目的が主に2つあります。

  1. 様々な問題形式に触れる
  2. 知識の確認

目的によって、使い方も異なることになります。

銀本とは、みくに出版の『中学入学試験問題集の通称ですね。

毎年7月ごろに発売されるもので、科目別にその年の入試問題を集めた問題集です。

特に、日能研生にとっては、6年生なると塾で配布されることになります。

銀本の内容は、とても充実していますが、使い方は難しい面もあります。

例えば、算数であれば、154校の問題が収録されています。

ボリュームが多すぎて、全てを解くことは現実的ではありません。

使い方が分からず、せっかく配布されたのにほとんど使わないという人も多いです。

しかし、私は家庭教師として銀本を使う機会が多いです。

この記事では、私が実際に指導している銀本の使い方を述べていきます。

この記事の主な対象

  • 「銀本をもらったけど、どう使うのかな…」という方
  • 「せっかく銀本を持っているから、活用でいないかな…」という方

目的別・銀本の使い方

銀本を使う場合は、 まず、目的をはっきりとさせることが重要です

目的によって、使い方も異なるからです。

銀本を使う目的は、主に2つあります。

  1. 様々な問題形式に触れる
  2. 知識の確認

目的によって、大きく異なることは、解いた後の復習です。

様々な問題形式に触れることが目的の場合は、基本的に復習は不要です

知識の確認が目的の場合は、きちんと復習することが必要です

復習だけではなく、銀本を使う時期にも違いがあります。

また、どの問題を解くか、という点にも違いがあります。

順に説明していきます。

様々な問題形式に触れることが目的の場合

そもそも、なぜ様々な問題形式に触れることが重要でしょうか。

まずは、こちらのツイートをご覧ください。

小学生の多くは、塾のテキストを用いて勉強しています。

もちろん塾のテキストは、過去の入試問題を参考に作られています

塾のテキストで勉強していれば、入試問題と同様の問題に触れる機会は十分にあります。

塾に通う小学生は、模試を受ける機会も多いです。

模試は、塾が作った問題が出題されます。

模試にも様々な問題がありますが、出題傾向が実際の入試と異なります

例えば、入試問題では、算数で計算問題が出題されない学校もあります

しかし、塾のテストで計算問題が出題されないことは基本的にあり得ません

反対に、計算問題が数多く出題される学校もあります

学校によって、出題の傾向が大きく異なることは、 銀本をパラパラめくるとよく分かります。

塾のテストしか受けていない小学生にとっては、様々な入試問題があることは当たり前のことではありません。

中には、入試問題は、塾のテストと同じものばかりだと考えている子もいます。

様々な入試問題があるということを体感することは重要です。

そして、様々な問題形式があるということに慣れていくために、銀本を使っていくということです。

銀本を使う時期

受験する学校の過去問は、様々な問題形式があるということに慣れた状態で取り組むのが理想です。

銀本を使う時期は、受験する学校の過去問に取り組む時期より前の時期になります。

とはいえ、基礎が穴だらけの状態で銀本を使っても、あまり参考にはなりません。

そこで、 様々な問題形式に触れることが目的であれば、銀本は小6の9月10月 に使うことをおすすめします。

基礎固めが小6の8月まで、、過去問は11月以降というが理想形だと考えます。

もちろん基礎固めが早くできれば、小6の7月や8月から銀本を使っても構いません。

一方、基礎固めに時間がかかるようであれば、銀本の期間を短縮することも考えられます。

また、ある程度余裕があれば、基礎固めと銀本を並行して進める方法もあります。

様々な問題形式に触れることも重要ですが、過去問に取り組む時間を確保することも重要です。

小6の11月以降の期間は過去問のために確保しておきたいです。

11月以降は、様々な問題形式に触れるという目的では銀本を使わないことをお勧めします。

しかし、後述するように、知識の確認の目的であれば、11月以降、特に直前期に活用できます

つまり、時期によって、銀本を使う目的が変わるということです。

どの問題を解くか

様々な問題形式に触れることを目的とする場合、どの学校の問題を解くのがよいでしょうか。

結論としては、基本的にはどの学校でも構いません

様々な問題形式に触れることが目的ですので、とにかくいくつもの学校の問題を解くのが効果的です

もちろん、問題形式が異なる学校を選択していけることが望ましいです。

しかし、問題形式を比較して選んでいくのは、実際には難しいです。

選ぶ作業に時間をかけるぐらいであれば、どんどん解いていきましょう。

とはいえ、あまりにも難しすぎると参考にならないということはあります。

受験する学校より偏差値が低めの学校を選べば、難易度も易しめである可能性が高いです。

迷った場合は、受験する学校より偏差値が低めの学校 から、少しずつ上げていくことをお勧めします。

どう復習するか

様々な問題形式に触れることが目的であれば、いくつも解くことこそが重要です。

点数は気にする必要はありません

基本的には、復習せず、解いたら解きっぱなしで構いません

復習する必要がないので、とにかく気楽に取り組んで欲しいです

「こんな問題あるんだ」などと、楽しみながらできると理想的ですね。

それでも、どうしても気になる問題もあるかもしれません。

気になる問題があれば、塾や個別指導で質問するのも一つの方法です。

また、家庭教師に「絶対にできないといけない問題」を選んでもらって復習するという方法もあります。

しかし、 「絶対にできないといけない問題」 を選んでもらうために、わざわざ家庭教師を探す必要はありません。

基本的には復習する必要がないからです。

知識の確認が目的の場合

銀本は、もちろん知識の確認としても使うことができます。

知識の確認として使う場合は、基本的には他の問題集と同じように復習します。

しかし、銀本を使う時期や、問題の選び方も考える必要があります。

銀本を使う時期

日頃は、知識の確認のためには、塾のテキストや問題集などを用いるはずです。

塾のテキストや問題集は取り組んだけど、別の問題にも取り組みたいという場合に、銀本を使います。

知識が備わったか確かめるためには、まずは、知識を入れるための勉強はしていることが前提になります。

知識の確認のためには、ある程度勉強が進んだ段階である、小6の11月以降に使うということになります。

しかし、11月以降は、過去問に取り組む時期でもあります

過去問に取り組むことは極めて重要です。

銀本の優先順位は、過去問よりも下がります

ある程度過去問も進んで、余裕が出てきた場合に使うというのが、主な使い方になります。

どの問題を解くか

知識の確認を目的とするのであれば、受験する学校と出題傾向の近い学校を選ぶのが理想的です。

しかし、出題傾向を自分で分析するのは難しいです。

もし先生に選んでもらえる環境にあれば、選んでもらうのが望ましいです。

とはいえ、すぐに選んでもらえない場合もあるでしょう。

迷ったら、受験する学校と偏差値の近い学校を選ぶのは一つの有効な方法です。

どう復習するか

知識の確認を目的とする場合、難しくなるのが復習です。

もちろん知識の確認が目的であれば、復習は必須です

特に、難問ではないのに間違えた場合は、よく復習することが必要です。

ところが、銀本には解説がありません

単純な知識であれば、解説がなくても、復習できるかもしれません。

しかし、基本的には自力で復習することは難しいです。

先生に質問するなどの対応は必須になってきます。

つまり、先生に質問できる環境になければ、知識の確認を目的として銀本は使わない方が良いということです。

では、質問できないから銀本を使ってはいけないかというと、そんなことはありません。

勉強に余裕があって、銀本を解いてみたいと思う子もいるでしょう。

銀本を解いてみたいという場合に、銀本を解くこと自体は悪くありません。

しかし、復習は難しいので、間違えた問題の類題をテキストなどで復習するという方法などを取りましょう。

使い道がない場合

銀本の使い方について説明してきましたが、使いにくい面もあります。

塾のテキストや問題集、過去問よりは優先度も下がります。

せっかく解いても解説がないので、復習ができないこともあります。

結局銀本を活用できそうにないという方も多いでしょう。

銀本は、分厚く、重い です。

銀本の使い道がない場合は、邪魔になってしまいます。

使わないのであれば、古本買取に申し込んでみるのも一つの方法です。

入試に関する本は、価格が下がっていきやすいです。

使わないのであれば、なるべく早めに買い取ってもらいましょう。

ブックサプライは、「お試し査定」で事前に買取金額を調べられます。

例えば、銀本の算数の買取金額は【786円】でした(2019年11月6日時点)。

チャリティプログラムとして、 買取金額相当をNPO法人等へ寄付する活動もしているそうです。

まとめ

銀本の使い方は、目的によって異なります。

目的は、主に2つあります。

  1. 様々な問題形式に触れる
  2. 知識の確認

特に異なるのは、復習です。

様々な問題形式に触れることが目的であれば、基本的に復習は必要ありません。

しかし、知識の確認が目的であれば、復習は必須です。

とはいえ、銀本には解説がないので使いにくい面があります。

実際には活用できていない人が多いのが実情です。

どうせ活用できないのであれば、持っていても邪魔になるだけです。

古本買取に出すのも一つの方法です。

価格が下がらないうちに、早めに買い取ってもらいましょう。

それも一つの「銀本の使い方」です。

お読みいただき、ありがとうございます。
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