生徒が解いているとき、家庭教師は暇?

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
家庭教師の指導中、生徒が問題を解いている時間があります。
家庭教師をしている人の中には、様々な人がいます。
私は、Twitterで、「生徒が解いている時間が暇だ」というツイートを見たことがあります。
生徒が問題を解いている時間は、暇な時間と考えている人もいるようです。
しかし、私はそのようには考えません。
私が、生徒が解いているときに、何をしているか、何をすべきと考えているかについて述べていきます。
この記事の主な対象
- 家庭教師を利用するか迷われている方
- 家庭教師の評価ポイントを知りたい方
目次
問題を解く目的
問題を解くという作業自体は、家庭教師がいなくてもできることです。
正解か不正解かは別として、単に問題を解き進めるだけなら一人でできるはずです。
にもかかわらず、なぜ家庭教師がいる時間内に問題を解くのか。
まずは、この点から述べます。
問題を解く作業は、基本的に知識を習得するための作業ではありません。
習得した知識に穴はないか、習得した知識を使いこなせるか、それらを確認するのが問題を解く作業です。
しかし、例えば不正解だったっとしても、不正解にも色んな間違え方があります。
間違え方によって、どこにどの程度の穴があるか、どの知識をなぜ使いこなせていないかも変わってきます。
また、正解だったとしても、きちんと知識を使いこなせていない場合もあります。
ところが、これらの判断を自分で行うのは通常は難しいです。
家庭教師がいる目の前で問題を解くことで、これらの判断をすることができます。
これが、家庭教師がいる目の前で問題を解く目的です。
具体例
では、具体例でみていきましょう。
「Aさんは時速6kmで進みます。20分後には、何m進んでいますか。」
という問題に対する、生徒の反応を分類していきます。
パターン① 何も式が出てこない
この場合は、「速さ」、「時間」、「道のり」の関係が分かっていないことが考えられます。
また、そもそも「速さ」が何かを理解できていないかもしれません。
ですから、「速さって何?」と問いかけることで、理解の有無を確認します。
そして、それを理解していそうであれば、同様にして、 「速さ」、「時間」、「道のり」の関係 の理解の有無を確認します。
パターン② 6×20=120
この場合は、速さと時間を掛けることで、道のりを求めることができることは理解していると考えられます。
しかし、単位を気にしていないので、「時速」の意味を理解していない疑いがあります。
そこで、「時速」って何?と問いかけて理解の有無を確認します。
その上で、時速は理解しているようであれば、なぜ「時速」と「分」のままでは計算できないかを復習していきます。
パターン③ 6÷3=2
これは正解のパターンです。
しかし、やや変わった計算方法ですので、適当に計算して当たったという疑いもないわけではありません。
ですので、「なぜ3で割ったら求められるの?」と理解の有無を確認必要があります。
もちろん理解ができていない場合は、正解であろうとも、復習していく必要があります。
まとめ
今回取り上げたのは一つの例にすぎませんが、まだまだいくつものパターンがあります。
それによって、対応も異なります。
また、さらに複雑な問題であれば、さらに様々なパターンがあり、どこに穴があるかも無数のパターンがあります。
今回述べたように、 「速さって何?」 と問いかけたところで、生徒の頭の中を見ることはできません。
ですから、それによって理解の有無を決めつけるはできず、一つの推測材料を手に入れるにすぎません。
それだけでは不十分なので、生徒が解いているときは、表情や、手足の動き、目線の動きなど、一挙手一投足に注目して、推測材料を少しでも多く集めることが重要だと思います。
私は、このような考えに基づいて、指導中に生徒が解いている間は、集中して生徒の一挙手一投足に注目しています。
お読みいただき、ありがとうございます。
「購読する」ボタンからPUSH通知を受け取ることができます。
中学受験のことでお悩みでしたらブログやメールでお答えします。
基本的に24時間以内に回答いたします。
お気軽にご質問ください。

ブログランキング参加中です。
クリックしていただけると、励みになります。

中学校受験ランキング

にほんブログ村
TwitterのDMなどでもご質問を受け付けています。フォローしていただけると幸いです。

お問い合わせは以下のフォームもご利用ください。
「合格だけでは、満足できない」 西湘レーラー