国語の記述が苦手なら!「あなたの考え」3つの答案パターン+α!

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国語の記述ができなくて悩んでいる人は多くいますよね。
テストを受けても、記述は毎回空欄ということも珍しくありません。
私・西湘レーラーも、家庭教師として記述が空欄になる生徒を多く指導してきました。
国語の記述が苦手な人こそ、「あなたの考え」を得点源にして欲しいと考えています。
私も、かつては国語が苦手だったという経験があるからこそ、苦手な人にこそ武器にして欲しいです。
「あなたの考え」は正解がないので、慣れればラッキー問題になります。
本当に自分の考えを書こうと考えてはいけません。
嘘でも構わないので、とにかく論理的にかみ合う答案を作ることが重要です。
「あなたの考え」には、主に3つの答案パターンがあります。
また、応用的なパターンもあるも合わせて説明していきます。
この記事の主な対象
- 国語の記述問題が苦手で困っている方
- 記述はできても、「あなたの考え」になると書けなくて困っている方
- 「あなたの考え」はできていたとしても、時間がかかってしまう方
目次
真面目な子ほど損をする!「あなたの考え」は嘘を書く!

「あなたの考え」とは、以下のような問題のことです。
下線部の筆者の意見について、あなたの考えを述べなさい。
他の記述問題と異なり、明確な正解がありません。
模範解答を見てもあまり参考にならないことも多いので、復習の方法で悩んでいる人もいるでしょう。
また、「あなたの考え」が出題されると、毎回空欄になってしまう子もいます。
空欄にしてしまう子の多くは、本当に「あなたの考え」を書こうとしています。
自分だったらこういう場合にどうするかな、と真面目に考えます。
真面目に考えれば考えるほど、自分の考えはまとまるのに時間がかかります。
真面目な子ほど損をしてしまうんです。

「あなたの考え」を問われているんだから、「あなたの考え」を考えるべきなのではないか、そう思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「あなたの考え」の問題は、受験生の思考や趣味趣向を問う問題ではありません。
あくまで論理的にかみ合う答案が書ける否かだけを問う問題なので、嘘を書いても構いません。
そもそも、採点者は答案を読んでも嘘かどうかは分かりません。
むしろ、基本的には、本当の自分の考えは書かない方が良いです。
もちろん、すぐに自分の考えが書けるときは問題ありません。
しかし、自分の考えをまとめるのは、時間がかかることが多いです。
デメリットが大きいので、避ける方が無難です。
大事なのは、「書きやすいことを書く」ということです。
迷ったら、賛成か反対かで書きやすい方を選びます。
特に、反対意見の方が書きやすいことが多いです。
賛成だと、工夫しないと、単に筆者の意見をそのまま書くだけになってしまいます。
しかし、その上で、きちんと理由が書いてあれば、基本的にはどんな内容でも得点がもらえます。
以下では、実際にどのように反対意見を書くのかを、答案パターンに分けて説明していきます。
国語の記述が苦手なら!「あなたの考え」で得点する3つの答案パターン
反対意見の書き方としては、主に3つの基本パターンがあります。
- 対案パターン
- デメリットパターン
- 否定パターン
そして、字数を増やす方法として、2つの方法があります。
- 複数のパターンを組み合わせる方法
- 具体例を織り込む方法
以下の問題を使って、具体的な答案のパターンを説明します。
本を読んでいくと知識が豊富に身に付いて人生が豊かになる。だから本を読むべきである。 |
この意見について、あなたの考えを述べなさい。 |

筆者が主張するメリットを他の方法で実現するということを述べます。
博物館に行くことでも知識は豊富に身に付く。だから反対だ。
などとなります。

筆者の主張を受け入れることによるデメリットを主張します。
本を読むと時間がかかって他のことができなくなる。だから反対だ。
などとなります。

そもそも筆者が主張するメリットを否定してしまいます。
本を読んでも難しすぎて知識は身に付かない。だから反対だ。
などとなります。

3つのパターンだと、字数が少なすぎる場合があります。
解答欄の大きさや字数の指定によっては、長く書かなくてなりません。
字数を増やすには、2つの方法があります。
複数のパターンを組み合わせる方法と、具体例を織り込む方法です。

3つの基本パターンのうちから、複数パターンを組み合わせることで、字数を増やすことができます。
例えば、デメリットパターンと否定パターンを組み合わせます。
本を読むと時間がかかって他のことができなくなるにもかかわらず、 本を読んでも難しすぎて知識は身に付かない。だから反対だ。
3つのパターンをすべて組み合わせることで、より長くすることもできます。

一つの答案パターンであっても、具体例を加えることで長くすることもできます。
例えば、否定パターンに具体例を加えてみます。
本を読んでも難しすぎて知識は身に付かない。例えば、英語を理解できない人が、英語の本を読んでも、内容が理解できないから知識は身につかない。だから反対だ。
さらに、複数のパターンを組み合わせたうえで、具体例を加えると、さらに長くすることができます。
本を読んでも難しすぎて知識は身に付かない。例えば、英語を理解できない人が、英語の本を読んでも、内容が理解できないから知識は身につかない。それどころか、本を読むと時間がかかって他のことができなくなる。だから反対だ。
答案の書き方は以上です。
「あなたの考え」には、様々な書き方があります。
その中から、解答欄や字数指定に合わせて、適切な方法を選択していくことになります。
いずれの解答パターンも、ツッコもうと思えばいくらでもツッコめます。
しかし、理由があって、自分の意見が書いてあるので、問題ありません。
まとめ
国語の記述が苦手な人は、「あなたの考え」を得点源にして欲しいです。
明確な正解がないので、慣れてくればラッキー問題となります。
文章全体の内容を理解するというよりは、下線部だけ読めばできることも多いです。
ですから、国語が苦手な人こそ武器にしやすい問題といえます。
私自身も、国語はかなり苦手だったからこそ、国語が苦手な人に武器にして欲しいです。
私は家庭教師をしていて、最初は空欄だった生徒が得意になってくるということ何度も経験しています。
もちろん慣れるまで練習は必要です。
とはいえ、練習しても自分で良い・悪いを判断するのは難しいですよね。
そこで、答案の添削をYouTubeで行うことにしました。
書き方を理解したうえで練習していけば、得点できるようになります。
しっかり練習して得点源にしましょう。
お読みいただき、ありがとうございます。
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