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【模試の判定で80%なら安心!?】知っておくべき合格可能性の意味

 
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模試を受けると、合格可能性50%などと判定されますよね。

ところが、合格可能性の意味について、誤解している方もいらっしゃいます。

そこで、合格可能性とはどういうものなのか、その意味について述べていきます。

私・西湘レーラーは、家庭教師として生徒から模試の結果を見せてもらうことも多くあります。

模試の結果を見る際は、合格可能性の意味を理解しているからこそ、一喜一憂しません。

そして、その後の勉強をどうするか、ということを考えることができています。

この記事の主な対象

  • 「合格可能性の意味を知りたい」という方
  • 「模試の結果が返ってきたけど、どうすればいいの?」という方
  • 「合格可能性80%なら、ほとんど合格だよね?」という方
  • 「合格可能性20%ということは、運が良ければ受かるということ?」という方

ちなみに、同じ内容を動画でも話しています。

もし良かったらご覧ください。

合格可能性の意味

それでは、まず結論です。

例えば、合格可能性80%だとしたら、10回受けた8回受かるという意味でありません

合格可能性80%というのは、10人受けたら8人受かるということです。

つまり、模試を受けてから、適切な勉強をしていけば合格の8人に入れるということです。

反対に、合格可能性80%でも、その後の勉強が適切でなければ、不合格の2人に入ります。それが合格可能性80%の意味です。

厳密には運の要素もゼロであはりませんから、合格か不合格かは、結果論の部分もあります。

しかし、基本的には、模試を受けたあとの勉強によって、合格側に入るか不合格側に入るかが決まります。

模試の結果の見方

ここから詳しく説明していきます。

まず前提として、合格可能性80%という判定がされたら、合格確定ではないのは当然です。

中には合格確定と思ってしまう人もいるようですけどね。

また、80%であればほぼ受かるというのも、正確ではありません

同じように、例えば合格可能性20%なら不合格確定ということでもありませんよね。

また、20%ならほぼ受からないというのも、正確ではありません

80%というのは、あくまで、その時点のあなたの力と同じぐらいの人が10人受けたら8人が受かるというだけです。

天気予報の降水確率と同じなんですよね。

降水確率というのは、過去に同じような気象状況になったときには、どの程度雨が降っていますよ、というものです。

例えば、降水確率80%であれば、過去には10回中8回降っていますよ、という意味です。

「明日降るかどうか」というものではないんですよね。

主観を抜きにして、客観的に統計データだけを使って出した数字が80%ということです。

降水確率80%であっても、明日が降るか降らないか、というのはその数字だけからは判断できません。

同じように、合格可能性80%というのも、客観的に統計データだけを使って出した数字です。

10人のうちの受かる8人に入るのか、受からない2人に入るのかは、少なくとも合格可能性の判定からは分かりません。

模試の数字だけを見たのでは、受かりそうなのか、そうでないのか、判断することはできないということです。

合格可能性80%ということは、10回受ければ8回受かるかというと、それも正確ではありません。

あくまで、10人中8人受かるというだけです。

実際には、10回受けて10回受かる人もが8人、10回受けて1回も受からない人が2人、という方がイメージに近いです

なぜなら、合格可能性80%というのは、不確定要素を含んでいるからです。

10人中8人が受かるとしても、その10人には色んな人がいます。

得意不得意も違えば、性格も違います。

モチベーションも使えば、勉強に使っている教材なども違います。

それらの個性を全て無視して、あくまで机の上で計算した数字が80%というだけなんです

不確定要素がプラスに働く人は全部合格しやすいですし、マイナスに働けば全部不合格になりやすいです。

例えば、出題される問題に得意分野が多ければ、同じ偏差値でも受かりやすくなりますよね。

形式面としても、例えば記述問題が得意なのであれば、同じ偏差値でも記述問題が多めの学校は受かりやすくなるでしょう。

実際に、同じ程度の偏差値の学校の過去問に複数取り組むとします。

1つは高得点なのに、もう1つは全然点が取れない、というのは珍しくありません。

入試問題には、いわゆる相性というのがあります。

問題だけでなく、体調や精神状態にも左右されます。

それらの様々な要素を、入試に向けて整えていくことが大事です。

仮に過去問を解いたら、苦手な問題ばかりが出ていて相性が悪いとします。

それでも、相性が悪いから諦めるのではなく、学校に合わせていくということです。

苦手な問題を少しでもできるようにするのは、一つの方法です。

あるいは、他の問題でカバーできるようにする、それも一つの方法でしょう。

戦略を立てて勉強していくことで、合格に近付いていきます。

得点の戦略を立てていくことも、入試が近づいてきた時期には勉強の一つに含まれます

さらには、体調や精神状態も、できるだけ整えることで、合格に近付いていきます。

もちろん、過去問に合わせるだけでは不十分です。

苦手分野を探す、そして見つかったら一つ一つ潰していく、などの勉強も必要になります。

それらの積み重ねによって、10人のうち受かる8人に入るのか、受からない2人に入るのかが変わります。

適切な対策をすれば合格の8人に入れる、適切な対策ができなければ不合格の2人に入る、それが合格可能性80%の意味です。

合格可能性80%を例に述べてきましたけど、何%でも同じです。

50%であれば、10回受けたら5回受かるという意味ではなくて、10人のうち5人受かるということです。

そして、合格する5人に入るかどうかは、模試を受けてからの過ごし方次第です。

同じように、20%なら、10回受けたら2回受かるという意味ではありません。

抽選で選ぶわけではないので、運が良ければ受かるということではないんです

これからの過ごし方次第で、10人のうち受かる2人に入るか、受からない8人に入るかが決まる、ということです。

もちろん、運の要素もないわけではありません。

しかし、それ以上に、どうやって勉強していくかが重要です。

ただし、20%であれば、普通に勉強していたら、受からない8人に入ることになります。

受かる2人に入るためには、何らかの工夫が必要ということにはなってきます。

模試の判定は参考程度

模試結果が返ってくると、合格可能性が思ったより低くてガッカリ、そんな経験のある方も多いでしょう。

しかし、現実的には、第一志望校で80%を出している人はとても少ないです

もし80%が安定して出ていたら、もっと上の学校を目指す人も多いですからね。

80%を取るのは難しいのですが、仮に80%を取ったとしても、合格かどうかは分からないということをここまで述べてきました。

80%を取ったら安心しきって気を抜くというのは良くないのは当然ですよね。

同じように、80%に届かなくても落ち込む必要もありません。

しかも、模試では、あくまで予想偏差値によって判定されているというのも気を付けたいポイントです。

過去のデータや、受験生の動向などを参考にして、「このぐらいの偏差値であれば、10人に8人は受かるだろう」という目安にすぎません。

予想ですから、実際には10人に8人も受からない、というのもあり得ることです。

ふたを開けてみたら、10人に8人受かるにはもっと高い偏差値が必要だった、ということがあります。

反対に、もっと低い偏差値でも10人に8人受かっていた、ということも起こり得ます。

予想よりも受験生が多く集まって人気になれば、それだけ合格するのが難しくなります。

一方で、予想よりも受験生があまり集まらなければ、それだけ合格しやすくなります。

あくまで予想ですから、結果的に大きく外れることもあります

予想偏差値を出している塾等が悪いということではなく、予想するのには元々限界があります。

実際に、2021年の中学入試では、結果的にかなり高い偏差値が必要だった、そういう学校も多くありました。

動画で詳しく話しているので、もし興味のある方はそちらをご覧ください。

模試の合格可能性というのは、実態と大きくかけ離れていることもあります。

もちろん、実態をピッタリ反映していることもあれば、少しだけずれているということもあります。

しかし、それは模試を受ける時点では分かりません

実際に入試が終わってから、初めて分かることです。

模試における合格可能性の判定は、参考程度にとどめることも大事なことです。

参考にはなりますけど、全幅の信頼を置くのは、リスクが高いです。

そうはいっても、実際に受かりそうなのか、厳しそうなのか、事前にある程度知りたいですよね。

全く分からないと、併願を組むのが難しくなってしまいますしね。

模試の合格可能性も参考にはなりますが、過去問も重要な資料になります

むしろ、過去問こそが最重要資料ともいえます

過去問を解いてみて、例えば合格最低点に届きそうかどうか、それによってある程度判断することができます。

合格者平均点に届いているようであれば、一般的にはほとんど受かると思っても差し支えないです。

ただし、これはあくまで一般論です。

過去問の合格最低点は、あくまで過去の結果です。

過去よりも人気になっていれば、過去の合格最低点では全然足りないということもあります。

反対に、過去よりも人気が下がっていれば、過去の合格最低点より低くても合格できる、ということもあります。

つまり、過去問であっても、絶対的な指標にはなりません

合格するか、残念ながら不合格になってしまうかは、最後まで分からない部分があるということです。

そのことを前提に併願を考える必要があります。

考え方による部分もありますけども、例えば、第一志望校より大幅に偏差値の低い学校も受けるというのも一つの方法です。

受けた学校のほとんどが、結果的に予想偏差値よりもかなり高い偏差値が必要だった、ということもあり得ますし、体調などにもよりますからね。

反対に、第一志望校より高い偏差値の学校も、組み込んでみる、という方法もあるわけです。

もちろん、合格しても通うつもりが一切ない学校を、わざわざ組み込む必要まではないですけどね。

まとめ

模試の合格可能性は、10回受けたら何回受けるか、というものではなく、10人中何人受かるか、というものです。

天気予報と同じように、個性を一切無視して計算したものです。

実際には、10人の中には様々な人がいます。

その中で、受かる側に入る人と、受からない側に入る人が出てきます。

受かる側に入るか、受からない側に入るかは、模試を受けてからの過ごし方によります。

受かる側に入るためには、学校に合わせていくことが重要です。

具体的には、苦手分野をできるようにする、あるいは、得意分野でカバーするなどの方法があります。

そもそも、模試の合格可能性は、予想偏差値に基づいています。

予想偏差値が大きくはずれることもあるので、注意が必要です。

模試の判定も参考にはなりますが、過去問も参考になります。

模試を受けて、過去問に取り組んで、志望校に向けて合わせていきましょう。

その上で、何が起こるか分からないので、様々なことを考慮して併願を組んでいきましょう。

お読みいただき、ありがとうございます。

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