[中学受験]算数の計算ミスを減らす【事前の策と事後の策】まとめ

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中学受験の算数において、計算ミスに悩んでいる方は多いです。
「6年生になっても計算ミスがなくならない…」
そう悩んでいる方もいるでしょうが、計算ミスはなくなりません。
人間ですから、計算ミスはつきものです。
なくそうと考えるのではなく、【どうすれば計算ミスが減るか】という発想が大事です。
少しでも、計算ミスを起こさないようにするためには、いくつかの方法があります。
【事前の策と事後の策】に分けて考えることが大切です。
この記事では、計算ミスを減らすための方法をお伝えしていきます。
この記事の主な対象
- 「子どもの計算ミスが多くて困っちゃう…」という方
- 「計算ミスを減らす方法を知りたい!」という方
目次
算数の計算ミスを減らす

算数の計算というのは、料理をするようなものです。
問題に出てきた数字を使って、正しい答えを導き出すことは、材料を使って料理を作る作業と似ています。
計算ミスを減らす方法は、料理のミスを減らす方法と同じように考えられます。

料理をする場合は、まずは食材の準備をしますよね?
食材の準備がきちんとできていないと、料理はうまくできません。
計算も同じで、【事前の策】がきちんとできていないと、計算ミスが起きてしまいます。

また、料理は作ったら終わりではありません。
味見をしたら、「あれ、あんまり美味しくない…」という経験をした方も多いでしょう。
「焦がしちゃった…。これじゃ食べられないな…。」ということもありますよね。

料理を作って、思うようにできなかったら、修正したり、作り直したりしますよね?
計算も同じで、計算してから修正するという【事後の策】もあります。
計算ができあがったら、それで終わりではないということです。
事前の策
事前の策とは、問題を解く前に準備をしておくことです。
具体的な事前の策としては、主に以下の方法があります。
- 計算ミスがもったいないという意識
- 計算の工夫
- 途中式
- 計算練習
順に説明していきます。
計算ミスがもったいないという意識

何事も意識がなければ始まりません。
まずは、計算ミスがもったいないことを意識することが大切です。
もちろん意識するだけでは計算ミスは減りません。
日頃から、計算ミスを減らすことを常に意識して勉強することも大切です。
難しい問題を解きたくなる気持ちも分かりますが、計算ミスを減らす方が、はるかに効率よく点数を増やすことができます。
計算の工夫

計算は、工夫次第で手間を大きく減らすことができます。
計算の工夫をすることにより、計算が楽になり、ミスが減ります。
ミスが減ることに加え、計算が速くなるというメリットもあります。
複雑な計算になるほど、計算の工夫の効果が大きくなります。
特に、3.14という円周率の計算では、式を一気に書き上げることが重要です。
約分をすることや、分配法則を使うことで、計算が楽にできます。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
また、分配法則を使うためには、円周率の計算を学ぶ前に分配法則を身に付けておくことが望ましいです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
途中式

途中式を書きながら計算することで、計算ミスが減ります。
一つ一つ確かめながら、次の式に移ることができるからです。
ところが、実際には途中式を書かずに計算してしまう子も多いです。
式を書くこと自体が目的ではないので、頭の中で計算してから式を書くのはダメです。
「途中式を書きなさい」と注意して強制的に書かかせるのも意味がありません。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
計算練習

計算ミスを減らすための作業は、実際に練習をしなければできるようになりません。
できれば、毎日コツコツ計算する習慣をつけたいものです。
私は、日能研ブックスの『マスター1095題』をよく生徒と使っています。
学年別になっているので、実力に合わせたものをつかうことができます。
また、1095題とは、365日×3題ということです。
1日3題ずつが基本の構成なので、毎日5分程度でコツコツ進めることができます。
一冊が終わった頃には、誰でもスラスラ計算ができるようになるはずですよ。
事後の策
事後の策としては、見直すことが挙げられます。
見直す

事前の策によって、計算ミスはかなり減るはずです。
それでも、ミスした場合に最後の手段として使うのが、【見直す】ということです。
最後の手段ばかりに頼ってはいけませんが、効果的な方法ではあります。
見直すとは、同じ問題をもう一度解くことではありません。
見直すとは、どこか間違えたところはないか、確認する作業です。
見直しをしたがらない子も多くいます。
私も見直しの作業はとにかく嫌いでした。
しかし、間違いを見つける作業によって点数が増えていくことを経験すれば、面白くなってきます。
見直しをするためにも、途中式を書くことは重要です。
ミスをしない人間なんていません。
ミスをしないように計算するという事前の策も大事ですが、ミスした場合にどうするかという事後の策も大事です。
見直す練習
「見直しなさい」と言われても、急にできるようになるものではありません。
日頃から、問題を解いたときに見直していくことが重要です。
意識的に見直しをして、間違いに気付けるようにしましょう。
そして、無意識のうちにに見直せるようになることが理想です。
計算の力をつけることも大切ですが、見直しの力をつけることも大切です。
まとめ
誰でも計算ミスをすることはあります。
大事なのは、計算ミスを減らしていくことです。
計算ミスを減らすには、事前の策と事後の策があります。
事前の策とは、以下の4つです。
- 計算ミスがもったいないという意識
- 計算の工夫
- 途中式
- 計算練習
事後の策とは、見直すことです。
まずは、事前の策によって計算ミスをしないことが大切です。
しかし、それでもミスをしてしまった場合に、最後の手段として見直す方法があります。
あくまで最後の手段ですから、まずは事前の策が重要です。
「見直せばいいや」という気持ちではなく、「ミスをしない」という気持ちで、日頃から練習しましょう。
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